被災地の子どもたちに絵本を届けよう
お願い
このたびの大震災では、東北地方を中心に多くの方々が被災され、不自由な避難所生活を送っておられます。目下、燃料・食料・衣料などの生活物資はようやく現地に届きつつある一方で、子どもに必要な遊具類は後回しになっています。
そこで一橋大学の教職員・学生の皆さんにお願いです。不要になっている絵本・児童書・紙芝居をご支援下さい。それらを内容・対象年齢べつに整理して、数十冊ごとにひとまとめのボックスにし、必要としている子どもたちのいる避難所まで、私たちが責任をもって届けます。1冊からで結構ですので、よろしくご支援をお願いいたします。また、本ホームページをご覧になった大学近隣の方からのご支援も受け付けています。
猪飼 周平(社会学研究科准教授)
綾 宏次朗(一橋チーム・えんのした代表)
ご支援頂きたいもの
紙芝居・絵本・児童書(0才〜小学生向け)
受け入れ窓口
※直接お持ち下さる場合は、附属図書館入口脇に受付がありますのでこちらまで。10:30-16:00までは係が受け付けます。それ以外の時間帯は入り口にポストを用意しておきますので、そちらにご投函下さい。
※郵送も受け付けています。その場合は以下にお願いいたします。
〒186-8602 国立市中2−1 一橋大学附属図書館 えんのした 宛
締め切り
4月13日 17:00(締め切りました。ご支援ありがとうございました)
4月13日をもって締め切りました。絵本等のご支援の意思をもっておられる方は、以下の団体へのご寄付をご検討頂ければ幸いです。同団体は私たちと連携を取っている団体で、被災地の図書館の再建まで責任をもって支援することを表明しています。
こどもとあゆむネットワーク
http://ayumunet.jp/
お問い合わせ
綾宏次朗(en.hit.u.ac.jp@gmail.com)
事後報告書
4月14日から17日にかけて、宮城県南三陸町において、子どもに絵本・児童書・紙芝居を届ける活動を行いました。以下はその活動報告です。私たちは、メディアその他の情報から、現在被災地においては子どもとりわけ未就学児童に対する顧慮が後回しになっているのではないかという仮説をもって現地に入りました。そして、少なくとも南三陸町においては仮説通りの状況が生じていることがわかりました。
他の地域においても自宅避難者問題が取り沙汰されていることからわかるように、避難所を介した物資分配システムは避難者にとって非常に重要な命綱である一方で、それが果たしうる役割には一定の限界があると思われます。とくに避難所に居づらいために親類宅などに身を寄せている母子のニーズなどは、避難所からは見出しにくいものの最たるものといえます。このような場合、行政による情報把握と、外部からの専門的支援とを組み合わせることが非常に重要ではないかと思います。
【被災地の子どもたちに絵本を届けよう】報告書(2011.4.22)